中学生が浴衣を着ることに挑戦している写真です。
私昨年、山口県内の中学校で浴衣の着方教室を行ったときのものです。
当店は、子供たちに、和服、和装のことをもっと知ってほしいという思いから
NPO法人和装教育国民推進会議の山口県支部の一員として
中学生や高校生に浴衣を体験してもらう活動をしています。
参加している会員は、当店のような呉服店と、着付け教室の先生、和裁士さんです。
写真のように、
依頼を頂いた学校へ浴衣を持参して、子供たちに直接、指導しています。
着物も浴衣も着たことがないという子供さんが多い時代です。
子供たちには浴衣を着たあと、そのままで階段を上ったり、走ったりして、
洋服との違いを体験してもらうのですよ。
どこの学校に行っても、子供たちは熱心に挑戦してくれるので
指導する着付け師の先生も呉服店のスタッフも一生懸命です!
ある学校から、子供たちが書いてくれた感想を頂きましたので紹介します。
浴衣を着てみて
良い点
〇 色や柄がとても多く、着るととても嬉しくなる。
〇 たたむと収納が楽。薄くなる。洋服はこうはいかない。
〇 動き辛いがそれがいい。自分の行儀を良くしてくれる。
〇 和服は地味と思っていたが色々な柄や色が合ってコーディネイトできる。
〇 すごくきれい。色が綺麗。
〇 布一枚なのに暖かい。
〇 着心地が良い。
〇 少し工夫をすれば動きやすくなる。
〇 帯のおかげで姿勢がよくなる。
〇 上品
〇 涼しい
不便な点
〇 薄いので座ったら足が痛かった。
〇 着方がすごく難しいので初めての人は無理。
〇 足が開きにくいので歩きにくい。
〇 ゆったりしているが着くずれしやすい。
〇 動きづらかった。走りにくい。
〇 しわが入りやすい。
そして、こんな意見も。
〇 和服は日本の伝統的な物なのでちゃんと残したい。
〇 どこに行っても大丈夫な服装だと思う。
予想以上に、良い点を沢山挙げてくれていたのに驚きました!
この体験を忘れずに、子供たちが今後、浴衣を着てくれたら嬉しいです。
私達はこれからも協力していきます!
着物のことなら
山口市 西門前商店街 呉服処おかふじ