続いたのは偶然なのですが、
前回のワークショップのあと、またまたワークショップをする機会をいただきました。
今回は着物の寸法の測り方、自分のサイズを知ろう。というワークショップです。
萩の着付け教室「キモノノキカタ」の林先生からお招きいただき、萩へ出張!!
先生のお教室には生徒さんが7名、それぞれ素敵な着物の装いで来てくださいました。
さて、
着物は1反の反物から作られていますが、直線裁ち、直線縫いで、デザインはほぼ同じです。
でも、着る人の体型に合わせて作るため、部分、部分の長さが異なっています。
関わる長さはとてもたくさんあるのですが、
着る人にとって、まず、重要なのは身丈、袖丈、裄、袖巾、肩巾、前巾、後巾の長さ(寸法)です。
皆様にはそれらの寸法のお話をしたあと、実際にメジャーでマイサイズを測ってみてもらいました。
着付けのお稽古用にリサイクルの着物を買う方もいらっしゃると思いますが、
同じ買うなら、自分のサイズに近い着物を買うべきです。
自分のサイズとあまりにもかけ離れたサイズの着物では着にくいですからね。
皆さん、真剣に聞いてくださってます。(嬉しい)
勉強の後はティータイム。
お抹茶を頂く前に、
「キモノキカタ」の林先生から、お抹茶の頂き方のミニ講座の始まりです。
萩市は歴史ある町なので、和の文化も盛んなんですね。
外でお抹茶を頂ける機会もあります。
お作法は知らないより知っておいたほうがいいですもの。
着付けだけでなく、さりげなくマナーも教えてくださる林先生、素敵!
可愛いビワの形の和菓子と、お抹茶。
美味しかったです。
お菓子は長門、村岡湖月堂さんのだそうです。
着物の寸法の割り出し方についてお話しましたが、
マイサイズの割り出し方にはいろんな方法があり、世の中にあるいろんな教本によっても様々な計算式があります。
私はお店でお客様の着物サイズを割り出す時は、
メジャーで体型を測るだけでなく、その場で見本の着物を羽織っていただいたり、
長さのお好みを伺ったりしながら割り出していきます。
着物の形は直方形ですが、体は曲線でできていて、体格によっては体に着物が沿わない人もいらっしゃるわけで、
計算式では答えが出ない場合もあるのです。
でも、洋服のようにS,M,Lでは決められない着物のサイズのことを,若い人にもお話できてよかった。
そして、私も楽しい時間を過ごさせていただきました。
林先生、生徒の皆様、ありがとうございました。また機会がありますように。
林先生の着付け教室「キモノノキカタ」は、萩市中心部のご自宅が教室です。
興味のある方はこちらのウェブサイトをご覧くださいね。
ウエブサイト→着付け教室キモノノキカタ
インスタ→@kimono_hayashi