自宅から車で10分という距離に立派な能舞台があり、
(野田神社の能舞台です。)
そこでは毎年、能が上演されているという
恵まれた環境にいながら、
これまで私は能を1度しか見にいったことがありませんでした。
能は難しそう・・。と。
そんな私でしたが、
山口市の洞春寺で、「能のカタチ」というワークショップがあると聞き、参加してきました。
これが、素晴らしい会だったのですよ。
会場の本堂は約200人の参加者でいっぱい!!
座布団に座って見る
能楽師の今村嘉太郎さんの舞、
4人囃子方のみなさんの演奏、
うたは舞台でするものと同じなのですから
近い距離で、演者さんの息づかいを感じることができ、迫力もすごかったです。
また、ワークショップとして、
普段見ることのできない衣装の着付、
髪の毛を作るところ、
能面を被るところの実演もありました。
写真は衣装を着せているところで、
この後、披露していただいたのが、
羽衣という演目でしたので、
羽衣を羽織った天女ができあがりました。
能楽師の男性が若い天女に見えてくるのですから不思議です。
楽器を触って音を出してみるワークショップもあり、
囃子方さんのご指導のもと、
笛、太鼓を実際に使わせていただきました。
私は、
鼓を初体験。
掛け声をかけて、ポン!と。
うまく音は出ませんでしたが、楽しかった!
最後に能の「羽衣」を鑑賞し、
お寺の中でひととき、
素敵な世界を体験したおかげで
能がとても身近なものに感じられました。
「どうぞ、能のファンになってください、
今日のことをSNSで拡散してください。」と、
今村嘉太郎さんはおっしゃっていました。
一般の人が、能を知る機会を
こうやってあちこちで作っていらっしゃるそうです。
この会は、
秋にも山口で開催を予定されているそうなので、
皆さま、次回、ご参加されてはいかがでしょうか?
ちなみに今回、参加料は2000円でした。(安くてびっくりですね)
また、参加者の中には、着物姿の方が
数人いらっしゃいましたよ。(女性も男性も)
着物を着る機会の一つとして、
このような和のイベントに
参加するのも素敵ですよね!!
秋にはぜひ、ご一緒しましょう。