着物を着て俳句を詠んでみようと、「着物de句会」を開催しました。
宇部で着付け教室「紅鶴」を主宰されている清水靖己先生の呼びかけで
やっと実現しました。
講師にお迎えしたのは山口県内外でご活躍中の
杉山久子先生。
世代も近くて、話しやすく、やさしい先生です。
この日はちょうどひな祭り、
皆様、素敵な着物姿で集まってくださって、
初めての春の句会は、楽しい一日となりました。
俳句は参加者全員がほぼ初心者だったのですが、
俳句作りの基本や、ルールを少し教わったあと、
さあ1句詠もうと実践タイム!!!
私も1句ひねり出しました。
皆が詠んだ俳句は無記名で張り出し、
1人2つずつ、気に入った俳句に花のシールを貼って投票です。
どれも素敵で面白い句ばかりで選ぶのも楽しい。
先生がみんなの句を解説、批評してくださいました。
わかりやすい解説に皆一同、うなずくばかりです。
作者の意図、作者はどんな情景を思って作ったか、
その句に花のシールをつけた人は、どうしてそれが好きな句だと思ったか、など
みんなで感じあう楽しい時間になりました。
俳句をつくるのって楽しい!!と皆さんも心から感じたと思います。
俳句には季語をいれなきゃいけない。
いままで私はそれが縛りだと思っていました。
でも、先生がお話の中で、
「季語にはイメージを喚起する力がある、
蓄積された情報がある、
過去の日本人の感動の記憶が詰まっており、
読者の道しるべでもある。」とおっしゃっるのを聞いて、
季語は縛りではなく、情報をたくさん持ったキーワードなのだと
気付かされました。
たとえば、
「さくら餅」という言葉を聞くだけで
薄い桜色、甘い、春のお菓子、ひな祭り、かわいい、ふっくらしている、等々
自然にいろんなイメージが浮かびませんか?
そんなイメージを思い起こさせるキーワードが季語なのですね。
着物de俳句は次回に続き、
このメンバーで
4月8日、野外に出かけて句を詠みます。
そういうのを吟行というのだそうで、
きっと桜が満開の頃だし、素敵なお出かけになりそう。
楽しみー!!
前列中央の紫の着物姿が杉山先生。
テレビ山口にもご出演されていてご活躍中なのですよ。