講談師の神田京子さんは山口の皆さんにはすっかりおなじみの講談師さんですね。

山口で子育てしながら、全国を東へ西へと飛び回り、寄席や講談会に出演しておられるスーパーウーマンです!

その神田京子さん、寄席もなく、なかなか講談を聞く機会がない山口でも講談が根付くようにと、山口市内で年に1度のペースで小さな講談会を開催されています。

私自身も神田京子さんに出会えたおかげで講談というものを知ることができました。こういった活動はありがたいです。

 

 

さて、その山口市での講談会は「講談まるまつ亭」と名付けられ、

普段はランチがおいしく食べられるお店の「まるまつ食堂」が2日間だけ会場になります。

赤い毛氈をひいた高座が用意され、食堂が寄席の雰囲気になるのです。

 

 

 

高座の横には演者さんの名前を書いた「めくり」が登場します。(プロの寄席文字ですよ)

私が行ったのは2日目夜の部、会場の夜の雰囲気も素敵でした。

 

 

出演と演目は

神田鯉花さん わんぱく竹千代

神田京子先生 大内義弘伝

神田愛山先生 赤穂義士銘々伝 大高源吾

でした。

 

神田鯉花さんは二つ目の若手さん。

竹千代だったころの三代将軍家光公のかわいらしい逸話の講談を、かわいらしく生き生きと語ってくださいました。二つ目から何年かしたら真打ちへと成長していかれるのが楽しみです。

 

神田京子さんの講談は大内義弘伝。

山口の守護大名だった大内義弘公のお話です。山口市民でも知らないエピソードたっぷりで、笑いあり涙もありつつ大内氏の歴史を知ることができました。これは、山口の子供たちに地元を知り、地元に誇りをもって育ってもらいたいと願う「シビックプライド」という山口市のプロジェクトから依頼され京子さんが作ったオリジナル講談なのだそうです。

 

神田愛山さんは講談界の重鎮!!

12月といえば忠臣蔵。講談に忠臣蔵を題材にしたものはたくさんありますが、今回の愛山先生は赤穂義士の一人「大高源吾」のお話でした。72歳のお声,語りに魅せられました。

愛山先生はあまり遠くへお出かけにならず、山口に来られたのも初めてだったそうです。感激です。

 

 

終演後、京子さんとパチリ。

京子さんの黒紋付姿、かっこいい。

ではまたー。