私も最近まで知らなかったのですが、
山口県の柳井では昔、「柳井縞」という木綿の縞織物が
盛んに織られていたそうです。
その後衰退し、大正期には絶えてしまっていた柳井縞ですが、
今は、柳井縞の会さんが新しさを加えて復活させ、織っていらっしゃいます。
柳井の白壁の街並の中に、その柳井縞を織る体験ができる施設があって
先日、私、初めての機織体験してきました!!
あらかじめ、縦糸は織機にかけてあるので、好きな色の横糸を選んで
指導してもらいながら織っていくと、
縞模様の四角形のコースターが作れるんですよ。
(体験料はコースターのサイズ大350円、小300円)
横糸を渡して、左右の足を交互に踏んで、手でトントン。
緊張しながら織り進めていくと、だんだん生地が織りあがっていきます。
楽しいーっ!
30分ほど織って出来たコースターがこれ。
端っこがデコボコなのは私がへたくそだったので・・・。
この作業を着物の巾で、着物一枚分の長さまで織るのは
やっぱり大変そうですね。集中力も根気も要るわー。
柳井縞の会の先生によると、今は小物作り用の柳井縞を織るのが
ほとんどで、着物の反物は注文をうけた分だけ生産しているそうです。
反物の状態の柳井縞も見たかったのですが、ありませんでした。
木綿着物がもっと注目されて、柳井縞の着物がまた流通するといいですね。
いつか、自分の着物を誂えることができたらいいなーと思います。
柳井は港で栄えた町。
今も白壁の街並が保存されています。
着物姿が似合いそうです。