商品名: 喪服
お嬢様のお嫁入りのお道具にと
喪服のご注文をいただきました。
今日は、喪服のお誂えについてお話いたしますね。
喪服は、仕立てる前に、お客様のご紋をお入れします。
(下の写真、白く抜かれた部分に紋が入ります)
ご紋を入れる際には、
色々な紋が載っている紋の見本帳を見ながら、お客様が
代々引き継いでいらっしゃる紋を間違えないように確認いたします。
見本帳に、載っていない特殊な紋をお持ちのお客様も
いらっしゃるのですが、その場合は、お客様から紋の見本になるものを
お借りしたり、コピーさせていただいたいて対応しています。
私の経験ですが、山口では、ご実家のお母様がお持ちの紋を
娘さんが引き継いで、喪服に入れられることが多いようですよ。
また、喪服用の名古屋帯、喪服の下に着る白の長襦袢、
喪服用の黒帯締め、帯揚げ、黒草履、バッグは、喪服をお作りになるときに
同時に揃えておかれることをお勧めしています。
喪服なんて着たくないものですが、いつ要るか、予測のできないものなので
一式揃えて、お嫁入りのお道具にお持ちになることをお勧めします。
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