先日、あるお客様が、赤い総絞りの羽織を持ってご来店くださいました。
絞りの羽織を、一度も着ない状態で保管されていたそうですが(確かにとても綺麗!)
女の子のお孫さんが生まれたので、
この羽織を解いて、女の子用の着物に仕立て直してほしいとおっしゃるのです。
とても、素敵なお考えですよね!
お受けしたことのないご依頼ですが、子供さん用の丈の短い着物なら出来るはず!と
お預かりしました。
仕立て替える場合、
まず、縫ってある糸をとき、蒸気をあてて湯のしをして
折り目を取り除きます。
この作業は専門の悉皆屋(しっかいや)さんに、してもらっています。
すると、もとの反物のような状態になりました。
これに、胴裏になる白絹と、八掛をそえて、和裁士さんへ。
もともと、羽織用に、裁断してある布地なので、着物に使うには
工夫が必要ですが、和裁士さんにお任せすればきっと大丈夫。
私も出来上がりが、楽しみです。!!
着物が仕立てあがってきたら、写真で紹介させていただきたいと思います。
着物に関することなら何でもご相談くださいませ。