3月5日(日)、大殿地区で開催されていた「大殿ひなさんぽ」の最終日、

道路にレッドカーペットを敷いてランウェイにし、アトリエa,p,rのファッションショーが行われました。

アトリエa,p,rは、着物をリメイクし洋服や衣装を製作する片山涼子さんのお店。

ご存じの方も多いですよね!

ファッションショーの衣装は着物を使ってすべて彼女がデザイン、製作したものでした。

私のスマホ画像ですが、少しご紹介しますね!(画像の撮影、投稿は許可いただいています)

さあ、スタート!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のショーのテーマは「足利将軍御成行列」でした。

なぜ足利将軍の行列を山口で?と思われるかもしれませんね。

しかし、山口を治めていた大内氏と足利将軍は強いつながりがあったのです。

当時、経済力もあり、絶大な力を持っていた大内氏が、

明応九年(1500年)3月5日、

室町幕府十代将軍足利義稙を山口に迎えて、

もてなしたとされる記録が残っていて、

その時、将軍にお出しした食事の献立も残っています。

それは「大内御膳」としてすでに数年前に再現されて、湯田温泉内のホテルなどで提供されているそうです。

 

 

この史実を山口市の観光資源としてもっと生かせないかと、

昨年11月に観光のモニター事業の一つとして「足利将軍御成行列」が行われ、

片山涼子さんが行列の参加者の衣装を製作されました。

その後よりブラッシュアップされて今回のファッションショーでのお披露目となったのです。

 

 

ここで、私が、ここがすごい!と言いたいポイント!

着物リメイクの店、アトリエa,p,r片山涼子さんの作る現代の衣装ですから、

ただ室町時代の装束の形をまねて作ったものではないという点!!

着物の生地の特性を生かして、着物をリメイクしてオリジナルのデザインになっています。

色遣いがとても素敵ですよね。

そして観光客の方でも、誰でも、服の上から簡単に着脱できるように工夫してあるそうです!

 

 

今後、この衣装が山口の魅力発信に生かされることを期待します。