4月も半分が過ぎ、新緑がきれいな季節になりましたね。

今年の春は、新型コロナの流行から3回目の春。

まだまだ終息しそうにないですが、

過去2年、縮小モードだった学校の卒業式や入学式が

今年、山口エリアではほぼ通常通り開催されたようです!

当店でも2名のお母さまへ着物の着付けをさせていただきました。(3年ぶりです!!)

 

コロナ対策を徹底しながら世の中が少しずつ動き出しているのですね。

 

さて、お店の中の春色のディスプレイをご紹介します。

パステルカラーの江戸小紋の着物に、

染帯をコーディネイトしています。

江戸小紋とは小紋の一種なのですが、

簡単に説明しますと、

遠目にみると無地かと思うぐらいに細かい柄が染められているのが特徴です。

色も単色です。

鮫小紋、角通し、行儀、万筋、御召十のように整然と並んだパターン柄のものが一般的ですが、

なかには笑門来福、大根とおろし金のような面白い柄のものがあるのですよ。

 

鮫小紋、角通しなど整然と並んだパターン柄の江戸小紋は、

華やかな袋帯などフォーマルな帯と合わせるとフォーマル着物として着ることができます。

色無地と同格です。

縫い紋を一つ入れると、よりフォーマル感が増すと思います。

 

 

 

さて、

画像の中のディスプレイは、

整然と並んだパターン柄の万筋(水色の方)、鮫小紋(ピンクの方)に

染帯をコーディネイトしています。

染帯といえば、カジュアルな帯ですよね。

実は、

染帯や、博多帯のようなカジュアルな帯と合わせると、

同じ江戸小紋でもカジュアルな着物として着ることができるのです。

江戸小紋は帯次第でフォーマルまたはカジュアルと、

着るシーンが変えられる便利な着物なのですよ。。

 

 

ディスプレイしている染帯2本がこちらです。

このような絞りの染帯との組み合わせもすてき!

 

今日は、江戸小紋のことをざっくりとお話しました。

着物をお求めになるときのご参考にしてくださいね!