秋が深まり、紅葉がきれいな季節になりました。

お出かけするのにもちょうどいい季節ですね。

 

さて、おかふじでは11月27日(土)から29日(月)まで、

しょうざん生紬展」を開催いたします。

しょうざんは京都にある着物メーカーで、

紬素材の着物や帯の製作に力を入れておられます。

 

「しょうざん生紬展」ではたくさんの着物や帯をご覧いただけるのですか、

とても素敵な着物や帯が少しづつ、お店に届いていますので、

少しご紹介しますね。

 

紬の小紋(生地アップ)

幾何学模様の織の帯とコーディネートしてみました

 

 

しょうざんで、生紬と呼んでいるこの紬は、(生紬はしょうざんの登録商標)

上州赤城山麓で、人の手による座繰りの手引き糸で織っています。

一般的に紬というイメージと違って、しなやかで、ハリのある生地です。

その紬地に型染めで模様を染めた小紋です。

細かい柄と、色に優しさがありますね。

ちなみに、この模様、伝統的な柄で茶屋辻といいます。

いろんな紬の小紋が展示会にはたくさん参りますよ!

 

 

紬の着物にたいして、

礼装には着られないでしょ?・・・、とネガティブな意見がありますが、

たしかに結婚式、入卒式、七五三など、

紬はダメといわれ、礼装の着物でなければ行けない場所もあります。

しかし、

着る機会の多さで比べれば、礼装の着物より、カジュアル着物のほうが多いと思いませんか?

お出かけや、観劇、お食事会、美術館めぐりなど、カジュアルに着物を着る機会は作れるものです。

自分が着たいときに着物を着たい、

ファッションの一つとして着物を着たい。

着物のおしゃれを楽しみたい思う方に、

私はカジュアル着物の紬をおすすめしたいと思います。

ワンピースを着るように、おしゃれに着物を楽しんでもらいたいです。

 

次は染帯をご紹介しますね。

帯もすてきなんですよ!

こちらは型友禅で着物のようにやさしい図柄が染められています。

古典的なのに古さを感じさせないオシャレなカジュアル染帯です。

 

 

紬の訪問着もございます。

 

 

さて、おまけの話ですが、

しょうざんといえば、

昭和の時代、

まだ、たくさんの方が普段着にウールの着物を着ていたころ、

ウールに絹を混紡した生地「しょうざんウール」を作っておられました。

当時大流行したそうですので、

しょうざんウールの着物、まだみなさまの実家のタンスの中に眠っているかもしれませんよ。

 

今は、もう「しょうざんウール」の生産はありませんが、

このように時代に合わせ、着る人に愛される織物を作ってこられたメーカーさんです。

「しょうざん生紬展」をお楽しみに!!

皆さんのご来店をお待ちしております。

11月12日