9月19日から3日間開催した大創業祭、
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!!
今回の大創業祭では、
本藍染めの「雅織工房」さんにお越しいただき、
藍染めの染料を作る工程から、糸や布地を染める工程まで、
とても興味深いお話を聞かせていただきました。
「天然灰汁発酵建て」という自然だけの方法で染色をされている工房です。
一般に藍染めと言われるものには、手ぬぐい、のれん、浴衣や着物まで品物がいろいろありますね。
しかし、
植物から取り出した藍の染料だけを使って、化学的な物は一切使わずに染めたものはほとんどないそうです。
藍染めと言われるものの中のごく数パーセントだとか・・。
化学薬品を使うほうが早く安くできるからというのが理由です。
蓼藍の葉を刈り取り、天日乾燥、10か月間かけて発酵させて作った「すくも」が藍の染料です。
「すくも」を藍甕に入れて、そこからまた手間をかけて発酵させて、藍の染料を溶かし出す。
染める作業も多くの時間と労力がかかるものだと聞きました。
でも、この自然のものだけの藍染めで染まった布には、実際に防虫効果、抗菌効果があるそうです。
そして、この深い色あい。
何とも表現しがたい美しさです。
次の写真は藍の原料なんですよ。
左、蓼藍(白花小上粉という品種)の種、
中央、刈り取った藍を天日で乾燥させたもの、
右、藍から作った染料のすくもです。
工房の方が、こんな材料まで持ってきてくださったので、
ご来場してくださったお客様も楽しんでくださっていましたよ。
また、このような機会が持てたらいいな。と思っています。
雅織工房さんはホームページがあります。
ぜひ、チェックして見てくださいね。
→https://www.miyabiori.jp/index.html