梅雨に入ったのが早かったのに晴れの日の多いこの頃。
先日、洞春寺の菩提樹の花が満開と聞いて、見に行ってきました。
菩提樹の下にお釈迦様の像があって素敵でした。
下向きの黄色い花が菩提樹の花です。
コロナ禍の下、不安がいっぱいですが、
きれいなお花と香りに癒されました。
さて、連日30度越えの山口ですが、
昨日、月に一度行かせていただいているお茶会に行ってきました。
(新型コロナ対策をしっかりとって開催してくださっているのです。ありがたいことです)
今日は、衣替え時期で悩む6月のお茶席の着物のお話をしようと思います。
最近は平均気温が上がっているので、着物の衣替えも前倒しでよい、といわれています。
実際、着物通のコメンテイターとか、ブロガーなど、そうおっしゃっている人が多いです。
でも、それは普段着ならいいよ。の話なのです。
私も店で仕事の時は
5月中旬から早々に単衣の着物、
6月は絽や紗ではないけれど薄物着物を着るという、
がっつり前倒しの着方をしています!!
でも、お茶席の着物は普段着ではないので前倒しNGなのです。
6月も後半だと7月に近く、夏の装いでもよいのですが、
6月前半のお茶会ですから6月らしく、昔からのルールに従うことが大切です。
さて、お茶会です。
季節感のある道具の取り合わせ、しつらえに、花、
お茶とお菓子を頂くありがたい時間を過ごさせていただきました。
私は先輩方の着物をチラ見。
亭主の先生方は単衣仕立ての訪問着や色無地をお召し、
お客側になる皆様は単衣仕立ての色無地か小紋の着物でした。
帯は6月は冬にも使う普通の帯でも夏物の絽でもよいルールなので、
普通の袋帯、夏物の絽の帯の方の両方がいらっしゃいましたよ。
普通の袋帯といっても唐織のような厚地の帯の方はいらっしゃらず、
くし織の軽く織ったような帯をしておられました。
そこは体感を重視ですね。
そして、
水芭蕉の模様の着物の方、アジサイ模様の染め帯をされている方がおられて素敵でした!
その時期しか使えない季節感のある模様はおしゃれの極みですねー。
↓ 私は絽の名古屋帯を締め、帯締め、帯揚げも夏物で。
残念ながら特に季節感のある柄ではないですが・・・。 ↓
6月の着物の衣替え、
普段着は前倒ししてもいいけれど、
お茶席など改まったお席の場合、単衣にしましょう。
帯は夏物でもよいです。
お茶の先輩方の装いからの学びです。
ご参考になれば幸いです。