いつまでも残暑が厳しい今年の9月ですね。

昨日、紬の単衣の着物を着ていたんですが下は麻の長襦袢で、
肌着は袖のないタンクトップにしました。
それでも胴回りは汗だく・・・。
今年は9月からは単衣という、一般的な衣替えのルールに沿うのは厳しいですね。
昔は9月までこんなに気温が高くなかったんですものね。
地球温暖化が悲しいです・・・。
さて今日は、来る9月25日(日)、26日(月)の

おかふじの大創業祭でご紹介する、
一刀彫という技法で作った着物のことを少し説明させていただきたいと思います。
この写真の着物が一刀彫の技法で作られた着物なんですが、
注目していただきたいのは、葉っぱの図柄の部分です。
一刀彫きもの.jpg
葉っぱの模様は地色に比べて濃い緑色をしていますが、
地色より濃い色で染められているわけではないんですよ。
この部分が一刀彫の技法で作りだされた部分なんです。
独自の三重織りの生地をベースに、図柄の部分の表面の一枚だけを
彫刻刀を使って、彫って浮き立たせているので、そこの部分が立体的に
濃く見えているのです。
職人さんの技のなすものです!!
彫られた部分は、まるでビロードのような柔らかな手触りがするんですよ。
染めで表現された着物と少し違った雰囲気です。
大創業祭では、職人さんご自身にご来場いただき、
会場で、一刀彫の技を実演していただきます!
物作りの現場を見ていただけます。
是非、この機会に会場へ見にいらしてくださいませ!!
お越しをお待ちしております。
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