よく着物をお召しになる方のお悩みに

「着物の裾の八掛が擦り切れてしまうこと」が挙げられますね。

特に、表地が紬の素材だとよく起きるんです。

 →写真は、八掛が擦り切れている部分です。

八掛

擦り切れて破れた八掛は、もう使えないのでしょうか。

 

このような場合のお直し方法を

先日、当店にも来て下さった着物クリニックのやま忠さんにお尋ねしました。

 

1、身頃の八掛を一旦はずして、擦り切れた部分は切り取る。

2、八掛の上下を逆にして、再度、身頃に縫い付ける。

 

こうすれば、八掛もまだ使うことができるのだそうです。

ただし、切り取る分、八掛は短くなるため、胴裏がその分長く必要となりますね。

このお客様の着物の場合、胴裏が内側に多めに縫いこんでありましたので

縫込みを出すだけで、たやすく長くすることができそうでした。

よかった!!

 

このお客様のお直し代金のお見積もりはこうなりました。

○ 着物丸洗い・・・・・・・7000円(この機会に着物全体もきれいに)

○ 八掛裾すりきれ 上下付け替え工賃・・・・・・15000円

新たに購入していただくものが無くて済みました。良かったです。

 

着物を着ると、自分では直せないトラブルも起きますね。

そんな時、どうぞ、お気軽にご相談ください。お待ちしております(^^)

 

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