結婚する時に、何枚か着物を持ってきたという方、
少なくないと思います。
お茶やお琴など、和の習い事をしていなければ、着る機会もないし、
そのままタンスにずーっと入れたままですよね。
今の住宅は機密性が高いので、湿気やすく、着物にとっては、
カビ、シミが出やすい環境です。
これからの季節、天気が良く、空気が乾燥している日に
是非、着物の虫干しを!!
注意点 直射日光に当てない・・着物の色がやけてしまう。
ハンガーに長い時間吊るさない・・生地が垂れてしまう。
吊るすのは、半日でよいです。
着物をハンガーに吊るしたら、その後、たたむのが面倒なら
着物をタンスから出して、たとう紙を開くだけでも少しは湿気がとれます。
タンスから出して見たら、既に着物にシミやカビが出ていた場合、呉服専門店に相談してください。
胴裏だけのシミも、ほっておいたら、表地にも移ってしまうんです!
その着物をすぐに着る予定がなくても
胴裏と表地をはずして、表地は洗い張りしてきれいにして置いておくのがよいです。
あとからでも、新しい胴裏をつけて仕立てると、きれいに蘇りますよ!!
表地にシミがでている場合でも、しみ抜きは素人では絶対にできません。
専門店に相談してくださいね。
シミがどうしても抜けない場所は、金粉を上から施して目立たなくすることもできますよ。
どうぞ、ご相談ください。