ブログで何度もお知らせしていましたアンティーク着物展がついに始まりました!!

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アンティーク着物とは、一般に大正、昭和の初期に着られていた着物のことを呼んでいます。
富国強兵にまい進していた明治時代が終わり、大正に入ると一気に大衆文化が花開きました。
大正時代にはまだ一般女性は洋服ではなく、着物を着ていたんですよね。
でも、西洋の影響も受けて、着物や帯に今までとは違う西洋風な図柄を取り入れているところが
この時代の着物の面白い点です。
これが、昭和の時代がもっと進み、戦争の時代に突入すると、厳しい統制がかかり、
そんなモダンな図柄の着物は作られることがなくなってしまったようです。
日本の歴史からいえば、ほんの短い時代ですが、
竹下夢二や、高畠華宵、中原淳一が絵の世界で活躍し、モダンが好まれた時代、
彼らの絵から飛び出したようなおしゃれな着物たちをぜひ、山口市菜香亭でご覧ください。
当時の婚礼衣装も合わせて、着物は約20点展示しています。
入り口でお迎えするこの着物、ピンクのバラが描かれているんですよ。
バラはこの時代、好んで描かれた図柄の一つです。いかにもヨーロッパ志向ですね。
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ぜひ、山口市菜香亭へお越しくださいませ。 12月24日まで(火曜日休館)
HPでは展示情報を随時更新中・・・アンティーク着物展
拝観料は大人100円、子供50円です。
私もスタッフとして時々、会場で展示説明をいたしております。
(お店がお休みの水曜日には常駐していますよ)
山口県立美術館で開催中の
「大正レトロ昭和モダン展 竹下夢二とその時代展」とのコラボ企画ですので
この展示と合わせて県立美術館にも是非お越しくださいませ。
(県立美術館と、山口市菜香亭は車で5分の距離です)
紅葉のきれいな季節、ご自分も着物でいらっしゃって、紅葉スポットで写真を撮るのもお勧めです!!